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資産状態総合ポイントの減少が最も著しい大学設置者20法人(全国私立大学経営状況の総合比較 20)

3)資産状態総合ポイントの変化が大きい設置者

ア)資産状態総合ポイントの減少が著しい20法人(表33、34)

 資産状態総合ポイントの減少が最も著しいのが、約16ポイント減少の青淵学園、次いで御船学園、岩手医科大学の順となっています。20法人平均で約8ポイントの減少です。20法人中、医学部を有する所が3法人あります(岩手医科大学、東北医科薬科大学、東京医科大学)。

 総合ポイント60超は前期(2015~17年)が4法人、後期(2018~20年)が2法人。同ポイント40未満は前期(2015~17年)が0、後期(2018~20年)が4法人となっています。

 甲子園学院と松陰学園は、前期、後期共に60ポイント超で、減少したとはいえ資産状態はかなり良い状態を維持しています。一方、後期で40ポイント未満で資産状態が悪い4法人は、青淵学園、御船学園、東京音楽大学、平成医療学園です(表34参照)。

 総合ポイント減少最大の青淵学園ですが、近年、東都大学の新キャンパス設置や学部新設といった積極投資を行っており、これが内部留保の減少等、資産状態悪化の原因と考えられます。


 次に、総合ポイント算出に用いた内部留保資産比率と流動比率について比較します。

 内部留保資産比率の減少が最も大きいのは、約46%減の青淵学園、次いで岩手医科大学、御船学園の順。20法人中14法人が10%超減少しています。

 流動比率の減少が最も大きいのは約818%減の松陰学園、次いで甲子園学院、和洋学園の順。20法人中12法人が200%超減少しています。








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