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資産状態が良い(資産状態総合ポイントが最も高い)大学設置者20法人の詳細2(全国私立大学経営状況の総合比較 19)

b) 2018~2020年度資産状態総合ポイント、最大20位以内の設置者(表31)

 前期(2015~2017年)に比べ後期(2018~2020年度)の資産状態総合ポイントが増加し(増減欄が△)、資産状態が改善したのが15法人、減少し(増減欄が▼)資産状態悪化したのが4法人、ほとんど変化ないのが1法人となっています。


 次に、資産状態総合ポイントの計算に用いた、内部留保資産比率及び流動比率(いずれも2018~2020年)について比較します。

 内部留保資産比率の平均は20法人全体で約54%です。20法人中、同比率50%以上(オレンジ色で表示)が11法人。他の9法人の内部留保資産比率は最低で約36%です。朝日大学、愛国学園が共に約81%で最大、次いでエリザベト音楽大学(約75%)となっています。

 流動比率の平均は20法人全体で1500%強、流動資産が流動負債の15倍であり、短期的な資金流動性、支払能力が十分ということになります。20法人中、同比率1000%以上(青色で表示)が18法人です。トヨタ学園が約2913%で最大、次いで学文館(約2514%)、常磐会学園(2373%)の順となっています。

 内部留保資産比率50%以上及び流動比率1000%以上に該当するのが、愛国学園やノースアジア大学など9法人あります。

 内部留保比率及び流動比率共に、第18回で説明した前期(2015~2017年)の状況と似ています。


 参考までに経常利益率との関係について。経常利益率10%以上に該当するのが、ノースアジア大学、エリザベト音楽大学、など7法人あります(黄色マーカーで表示)。

一方、札幌国際大学の-43%を始め、駒澤学園、常磐会学園、高岡第一学園の4法人は、経常利益率-10%未満となっています。(表32も参照)













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