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資産状態が良い(資産状態総合ポイントが最も高い)大学設置者20法人の概要(全国私立大学経営状況の総合比較 17)

2)資産状態総合ポイントが高い設置者

ア)資産状態総合ポイント、最大20位以内の設置者(両期間比較)(表28)

 20法人中15法人(黄色で表示)が前期(2015~2017年)、後期(2018~2020年度)共に最大20位以内に入っており、相当数の法人で資産状態総合ポイントはあまり大きな変化がありません。20法人の同ポイント総平均は前期70.6、後期70.9でほとんど差がありません。


 最大1~3位は、前期が愛国学園、エリザベト音楽大学、トヨタ学園の順、後期が愛国学園、ノースアジア大学、トヨタ学園の順となっています。これら20法人に晴川学舎等、歯学部及び附属病院を有する法人が幾つか含まれますが、学生数1万人を超える大学を有する法人は含まれていません。


 財務収入が多いエリザベト音楽大学や、自動車メーカーのトヨタから相当な支援を受けているトヨタ学園のように、規模は小さくても資産状態が非常に良い法人が少なくありません。愛国学園や松陰学園のように、法人傘下の大学は大幅な定員割れ状態であるものの、資産状態が非常に良い法人もあります。


 但し、第14回でも説明しましたように、経営状態について経常利益率の状況も併せて検討する必要があるので、資産状態総合ポイントのみで経営が悪いか断定することはできません。





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