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経常利益率が最も高い大学設置者20法人の詳細その2(全国私立大学経営状況の総合比較 11)

ウ)経常利益率が高い設置者の状況2

 各期間ごとの経常利益率3年間平均値最大20位以内の設置者について、人件費・学納金収入比率や補助率との関係を比較しました。(比率の定義は第8回参照)


a) 2015~2017年度経常利益率3年間平均値、最大20位以内の設置者(表17)

 人件費・学納金収入比率及び補助率の各2015~2017年度3年間平均値と比較します。

 人件費・学納金収入比率は、朝日大学と川崎学園が100%超ですが、いずれも医学部又は歯学部を有し、附属病院の医療収入が経常収入の相当部分を占めるため、この比率が高く出てしまいます。歯学部を有する明海大学も同様にかなり高くなっています。エリザベト音楽大学は財務収入等の教育活動外収入が学納金収入に匹敵するほどの金額なので、100%に近くなっております。

 20法人総平均で72%であり、上記の例外を除き人件費<学納金収入となっています。

 補助率は、20%超がノースアジア大学のみ、20法人総平均で約8%と比較的低い水準です。




b) 2018~2020年度経常利益率3年間平均値、最大20位以内の設置者(表18)

 同様に人件費・学納金収入比率及び補助率の各2018~2020年度3年間平均値と比較します。

 人件費・学納金収入比率は、2015~2017年度と同様、医学部又は歯学部を有する朝日大学と川崎学園が100%超で、歯学部を有する明海大学もかなり高くなっています。

 20法人総平均で約65%であり、上記の例外を除き人件費<学納金収入となっています。

 補助率は、20法人全て20%未満、これらの総平均が約9%と比較的低い水準です。




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