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ツアーバス事故と規制緩和

碓氷峠で痛ましい事故が発生した。ツアーバスの会社やツアーの企画会社の責任が追及されなくてはならない。 ツアーバスの規制緩和がこの事件を引き起こしたとする主張が見られるが、では貸切バスの危険度が規制緩和の前後で変化しているのか? 下の国土交通省統計の図2-6によると、規制緩和が始まった2002年から、上信越自動車道での東京ディズニーランド行きツアーバス死傷事故が発生した2012年にかけて、貸切バスによる1億走行キロ当たり死者数が増加しているとは見られない。 図2-2-1で、2005年から2012年にかけての貸切バスによる重大事故発生率も、横ばい状態である。近年、競争激化で貸切バスが危険になったとは、このデータから断定することはできない。 それでも、規制緩和や最近の競争激化が原因で貸切バスの危険度が増したというのであれば、客観的に検証できる具体的、実証的データ(エビデンス)を根拠として示す必要がある。エビデンスが示されなければ、まともに取り合う必要はない。

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http://www.mlit.go.jp/…/a…/subcontents/data/statistics55.pdf 国土交通省、自動車運送事業用自動車事故統計年報 平成24年度   〔図2-2-1〕 バスの重大事故発生状況の推移 (12ページ) 〔図2-6〕 事業の種類別の事業用自動車1億走行キロ当たり死者数の推移 (20ページ)

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